車を家の中に迎え入れることのできるガレージハウスは、車を愛する者にとって憧れの存在です。なかでも建物の1階部分をガレージにしたビルトインガレージハウスは、楽しくて便利で趣味を楽しむのにぴったりでしょう。ただ、おしゃれに見えるビルトインガレージハウスにも、いくつか注意したいポイントがあります。作ってから「しまった!」ということがないように、「ここだけは気をつけておきたい」というポイントを紹介しましょう。
ガレージハウスと寝室の位置に注意
ビルトインガレージハウスとは家の1階部分をガレージにするタイプですから、1階の居住スペースはどうしても限られてしまいます。広い土地があるなら別ですが、音の問題を考えると、ガレージと隣接する場所に寝室を作るのはちょっとおすすめできません。隣接する場所はリビング、バスルーム、トイレなどに限定しておき、寝室は2階の離れた位置にするなどの工夫が必要です。
車のサイズより余裕を持って
居室部分の間取りとともにガレージハウスで検討したいのが、車の出し入れのしやすさです。車がぴったり入るサイズにすると、車庫入れが難しくなるだけでなく、今より大きな車に乗り換えることもできなくなります。また、せっかくのガレージハウスですから、休日はガレージハウスで車やバイクいじりなど趣味に没頭したいものです。となると、作業スペースも考えて、車のサイズより一回り余裕のある広さを確保できるように考えましょう。
換気対策をしっかりする
家の一部をガレージにするビルトインガレージハウスの場合、音の問題と同時に排ガスの対策も必要です。自然換気が常にできるような設計や大型換気扇の導入などもしっかり考えて、計画を立てましょう。
照明の位置を工夫する
ビルトインガレージハウスでは、居室と違ってガレージ部分の照明が不十分になりがちです。暗い場所での車の乗り降りは、つまずいたりころんだりといった危険が発生します。また、ガレージ内にいろんな道具を置く場合は、なおさら足元に注意が必要です。ですので、ガレージの足元まで明かりが届くように、照明や明り取りの位置まであらかじめよく考えておくべきでしょう。
セキュリティにも注意
ビルトインガレージハウスで最も注意したいのが、セキュリティ面です。車やその関連の道具など大切なものを保管するスペースですし、ガレージから居室内部にも侵入が容易になってしまいます。シャッター付きならある程度は安心ですが、場合によっては、ホームセキュリティを付けるなどより厳重にした方がよいでしょう。
CATEGORY : ガレージハウス