Home » ガレージハウス » 駐車スペースの用途としてガレージハウスを作る時に注意したいポイント

駐車スペースの用途としてガレージハウスを作る時に注意したいポイント

ガレージが完全に家の中に収まるようなビルトインガレージハウスは憧れですが、「敷地内に駐車用のスペースが確保できないから」といった実用的な理由でガレージハウスを検討している方もおられると思います。このような理由の場合、趣味の空間としても使えればベストではあるものの、駐車スペースという目的を最優先してガレージハウスを作らなければなりません。そこで、おもに駐車スペースとしてガレージハウスを検討している方のために、気をつけたいポイントを紹介します。

シャッター付きガレージハウスは理想だが

防犯のためにはガレージハウスにもシャッターを付けた方がよいですが、シャッター付きのガレージハウスにするにはかなりお金がかかります。また、金銭面だけではなく、敷地面積の都合上、シャッターを付けることができないという物理的な問題もあります。なぜなら、シャッターを取り付ける場合、ガレージ内に完全に車が収まるだけの広さを持つガレージハウスにしなければならないからです。そこまでの広さが確保できない場合は、ホームセキュリティなどシャッター以外の防犯対策を考える必要があります。

ガレージにどれだけのスペースを割けるか

今ある家をガレージハウスに改造する場合、ガレージハウスの分だけ居住空間が狭くなるのは避けられません。そこで悩ましいのが、居住空間とガレージのバランスです。ガレージを広く取った方が、車の出し入れがしやすいだけでなく、物を置くスペースにもなって便利です。しかし、それで居住空間が狭くなるようでは毎日の暮らしが不便になってしまいます。

とはいえ、ガレージを車が駐車できるギリギリの大きさにするのも考えものです。ギリギリでは出し入れのたびに壁にぶつけたりしないか気を使いますし、いざぶつけて壁を破損させるようなことになっては、家自体にも大きなダメージを与えてしまいます。また、ギリギリのスペースでは、毎日の乗り降りや荷物の出し入れさえもストレスです。さらに、今より大きな車に買い換えることもできなくなります。

本当にガレージハウスでないといけないのか

趣味としてだけでなく、駐車スペースという実用的な面でもガレージハウスは魅力的ですが、上で見たように十分な広さが確保できないと、かえって不便を強いられることになってしまいます。四方を壁で囲まれた空間より、壁のない空間の方が駐車しやすいのは当然ですから、実用性を突き詰めるとガレージハウスじゃない方が便利ということもよくあるのです。本当にガレージハウスでないといけないのか、細かい部分まで十分に検討してから決めましょう。