快適さと機能性を持ったサーファーズハウスにすることの重要性
サーファーズハウスを建てたいという思いを持っていると、どうしても趣味の家というイメージが先行してしまい、とにかくサーファーらしいデザインの家にしたいということだけにとらわれてしまうことがあります。しかし、実際に家族で家に住むということになると、単にかっこいいデザインの家というだけでは不十分です。やはり、住宅としての機能性や快適さを持った家にすることはとても大事なのです。
というのも、一般にサーファーズハウスと呼ばれるものは、カリフォルニアスタイル、アメリカ西海岸の住宅のスタイルを基調としているからです。このエリアと日本では、気候や日本人としての生活習慣が異なりますので、そのままのスタイルを持って来るだけでは、若干住みにくい家になってしまうことがあるのです。
建材や断熱性をハウスメーカーと一緒に考えて住みやすい家にする
日本特有の事情として、四季の変化がはっきりとしているということを挙げられます。特に冬はかなり気温が下がりますので、温暖な地域であるアメリカ西海岸の家そのままでは、暖房費がかなりかかってしまいます。そのため、暖かさを保てる工法で建てられることをハウスメーカーの担当者と話し合うようにしましょう。具体的には、外壁に断熱材を入れる、床暖房のシステムを入れる、二重サッシにするなどの工夫が求められます。
また、建材についてもハウスメーカーに尋ねてプロの意見をしっかりと聞くようにしましょう。一般的にサーファーズハウスと呼ばれるスタイルでは、木材を外壁に用いることが多い傾向があります。しかし、気候や場所によっては、木材外壁だと傷みが早く出てしまうことがあります。家の耐久年数が縮まってしまうことにもなりますので、慎重に検討する必要があります。それぞれの地域で適した建材というのは違いますし、予算の都合もあります。そのため、注文住宅を発注する際には、早い段階からハウスメーカーとどんな建材で建てるのかを話し合うことが肝心です。
サーファーズハウスはどうしてもスタイル、デザインが重視されますが、快適に過ごすためには、浴室やキッチンなどの装備なども大事です。こうした装備は結構値が張るものですので、予算をきちんと確保できるように、ハウスメーカー担当者とこの面についてもよく話し合って、早めに装備の内容を決められるようにしたいものです。
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