ガレージハウスを建てることの意義

ガレージハウスというのは家の内部にガレージが内包されている家のことを言います。土地はあるけれども狭くて家とガレージを別々に建てるスペースは到底得られないといった場合、このガレージハウスを建てることで問題が解決します。また、敷地は広くてもガレージハウスにすることによって雨や雪の日でも車にすぐアクセスできるという快適さを得ることができますし、建造にかかる費用も家とガレージを一緒にしてしまったガレージハウスの方が安上がりだというメリットがあります。車やバイクが出入りすることを考えればもちろんガレージ部分が1階、地面に接した部分に位置するわけですが、敷地が十分にあるのであれば居間とガレージをガラス張りのパティオでつなぐこともできます。こうすればガレージ自体を一種のショールームのようにも使えますので、夜は効果的に照明をほどこすなど、車を楽しむ生活ができます。

ガレージハウスに住む上での注意点

ただ、ガレージハウスに住むにあたってはいくつかの点に注意しなければなりません。ガレージハウスというのは車の排気の匂いやエンジン音などを避けることはできません。ですからガレージ部分のすぐ隣りや真上に寝室があるのは好ましくありません。ガレージに面した部分にはできるだけ浴室やトイレ、台所などを配置するように注意することが大切です。ガレージハウスというと開口部にはシャッターを取り付けることが多いのですが、手動・電動いずれの場合でも、小さな子どものいる家庭では開閉時に注意を払わなくてはなりません。

ガレージハウスを有効に使う

通勤に使う車をガレージに収納している場合には、出勤した後、そこを子どもの遊ぶスペースとして活用することもできます。特に雨の日などで外に出て遊べないときはガレージが格好の遊び場となってくれます。スペース的に許されるのであれば、ガレージの隣りにキッチンを配置して窓ガラスで見えるようにしておけば家事をしながら子どもが遊んでいる様子を観察することもできます。1週間分の食糧を車でまとめて買ってきたようなときも、キッチンが近いと荷物を運ぶのがスムーズだというメリットがあります。また、サーフィン用具や趣味の釣りに使う用具など、大きくて家の中にうまく収納できないような物は、ガレージに収納する箇所を確保するのもいいアイディアです。こうすれば海辺に出かけるときも手軽に荷物を積むことができます。