新築のデザインとして注目を浴びているのが「ビルトインタイプのガレージハウス」です。バイクが好きな私としてもこのスタイルで設計された家には大いに憧れを感じます。では、このガレージハウスとはどのようなものか、またガレージハウスを選ぶメリットについても調べてみましょう。

ガレージハウスは1階に駐車スペースがある

ビルトインタイプのガレージハウスとは、建物の1階部分に車やバイクをとめるスペースが確保されている住居スタイルのことです。当然ながら、ガレージハウスを選択した場合、1階部分に大きな居住スペースを確保するのは難しくなります。そのため、家屋そのものは2階建てないし3階建てにするという人が少なくありません。

愛車がいつも目の届く位置にあるのは嬉しい

ビルトインタイプのガレージハウスを選ぶことには主に3つのメリットがあります。1つ目は「生活スペースにいつもお気に入りの車(もしくはバイク)がある」という点です。少し視線を動かすだけでいつでも愛車を見られるというのは、私のように車やバイクが好きな人にとって大変嬉しいポイントでしょう。天候が良くない日であっても、車を外へ動かすことなく点検やメンテナンスが簡単にできるというのも嬉しいポイントです。また、外からはお洒落なショールームのように見える、というのも魅力です。もちろん、生活スペースのすぐそばに置いておくことで、盗難などの防犯対策としての効果も期待できます。

2つ目のメリットは「敷地面積の有効活用」です。ビルトインのガレージタイプにすると、戸建部分ですべて完了するので、カーポート用のスペースを別個に確保する必要がありません。ですから、敷地面積が非常にコンパクトという場合にはもってこいのデザインです。また、家と別個に車庫スペースを確保すると、法的には「床部分」と判断されて課税の対象となります。一方、ビルトインタイプのガレージハウスなら、床面積の増減に影響しないため、節税対策にもなるわけです。

3つ目のメリットは「車の乗り降りに便利」という点でしょう。家とは異なる場所に駐車場がある場合、雨の中で車を取りに行くのはとても憂鬱です。一方、ガレージハウスなら、車を家の中まで直接乗り入れることができるので、乗り降りの際に服や荷物が雨でひどく濡れてしまうという心配がありません。もちろん、夏の時期には強い日差しを避けられるという魅力もあります。加えて、赤子や介護を必要とする高齢者がいる場合にも、家の中で乗り降りができるガレージハウスは大変便利です。これほどメリットが多いデザインを検討しないわけにはいかないでしょう。(2019年現在)