Home » ガレージハウス » ガレージハウスの新築にはどのぐらいの費用がかかる?

ガレージハウスの新築にはどのぐらいの費用がかかる?

ガレージハウスの新築は割高

ガレージハウスは、自宅の一部が駐車場となっているのが特徴です。月極の駐車場を借りる必要がないというメリットに加えて、シャッターをつければ外から完全に遮断できるため、セキュリティ面のメリットも期待できます。それに、買い物から帰って来て、重たい荷物の積み下ろしにかかる手間を省くこともできますし、雨風の影響を受けない空間に車を保管できるので、頻繁に洗車をしなくても、車が汚れづらいというメリットもあります。

実用的なメリットが多いガレージハウスの新築ですが、コスト面がデメリットとなってしまうことは、あらかじめ理解しておかなければいけません。それは、何トンという重量のある自動車を駐車しておく場所なので、建築には木造というわけにはいかず、コンクリートか鉄筋構造でなければいけません。また、自動車の出し入れをするためには最低でも3.5m幅以上の間口が必要となるため、建物の強度という点でも工夫や配慮が必要となります。ガレージハウスの新築はもちろん可能なのですが、費用面では住宅だけを新築するよりも割高になることは、事前に理解しておきたいものです。

割高分は駐車場代と考える

ガレージハウスの新築にかかる価格は、どの地域に建てるのか、またどんな間取りやサイズにするのか、など様々な要素によってきめられます。そのため、具体的にいくらあれば満足できるガレージハウスの新築が可能かという点は、千差万別と言えます。しかし、ただの住宅ではなくてガレージハウスにすることによって、どのぐらい割高になるのかという点、そしてどのぐらいの割高なら受け入れられるのかという点をあらかじめ計算することはできます。

例えば、どのぐらいの割高なら許容範囲となるかについてですが、これはガレージハウスにすることで月極の駐車場代がいくらぐらい節約できるのかという点を考えると計算しやすいでしょう。例えば、新築物件のそばにある月極駐車場が毎月3万円かかるとしましょう。単純計算となりますが、1年間で36万円が月極駐車場代としてかかることになります。10年では360万円、30年だと1080万円で、かなりまとまった費用となるでしょう。新築物件の購入に際しては、30年の住宅ローンを組む人が多いので、30年間では月極駐車場代がどのぐらいになるのかを計算すれば、どのぐらいの割高なら月極の駐車場を借りた場合と同じなのかが分かります。ガレージハウスは費用面だけではなくて、他にもたくさんのメリットがあるため、費用面が相殺できるのなら全般的にガレージハウスを作ることで得られるプラスの方が大きくなるでしょう。