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趣味や楽しみのためのガレージハウスを作る時に考えたいこと

ガレージハウスを作る目的は人それぞれです。愛車を部屋の中で鑑賞したり、秘密基地のような趣味の空間にしたりといった、楽しみをおもな目的とするケースもあれば、「敷地内に駐車スペースが確保できないから」といった実用的な理由でガレージハウスを検討している方もおられるでしょう。実は、ガレージハウスは、その目的によって作り方に少々違いがあるのです。ここでは、趣味や楽しみのためにガレージハウスを作るケースについて紹介します。

観賞用ガレージハウスにする場合

車好きの方にとって、いつでも愛車を鑑賞できるガレージハウスは憧れの存在です。自慢の愛車を常に目の届く範囲に置きたいと考えて、ガレージハウスを検討する方も多いと思います。その場合、部屋から車がどう見えるのかを重視して、設計を考える必要があります。

まず、必要なのが車全体が見渡せるだけの大きな窓です。また、リビングから見えるようにするのか、寝室から眺めたいのかなど、どの部屋から最もよく見えるようにするのかも考える必要があります。さらに、自分一人ならよいですが、寝室を家族と共有している場合、家族が寝ている時間に車を出し入れする機会が多いと騒音対策にも気をつけなければなりません。あと、排ガスについても対策が必要です。

このように、どの部屋から眺めることを想定するかによって、ガレージハウスにそれに対応した調整が必要になります。それと同時に、ガレージハウスに置く車の種類も大きな要素です。エンジン音が大きくて排ガスも多いアメ車などの場合、寝室など静かさを重視する部屋とはなるべく離れるように設計します。一方、騒音問題も排ガス問題も関係ない電気自動車なら、リビングやダイニングとガレージを同じ空間にすることも可能です。

ガレージハウスを趣味の空間にする場合

車好きの方なら、所ジョージさんの世田谷ベースのように、ガレージに趣味のものやさまざまな工具を置いて大人の秘密基地にしたいという願いは誰もが持っていると思います。せっかく作るのなら自分の目的にぴったりなガレージハウスにしたいですが、どのような楽しみ方をするかによって作り方が違ってくることに注意が必要です。

狭くても落ち着けるスペースがあれば秘密基地らしくなりますが、休日は車やバイクを一日中イジって過ごせるような作業用ガレージにしたいのであれば、床を補強したり、ジャッキアップ用にくり抜いたりなどの工夫が必要です。また、ガレージハウスで長く過ごすことを想定するなら、夏や冬でも快適に過ごせるようにエアコンも設置した方がよいでしょう。