機能と雰囲気作りの要となるキッチンスタイル
キッチンは、作業の効率性と同時にデザイン面でも重要な場所となります。いくつものキッチンスタイルがありますので、まずはどのタイプを選ぶかが肝心です。それぞれのスタイルでメリットデメリットがあり、機能性も雰囲気もかなり異なります。どれが良い悪いとは決めることができないもので、完全にそれぞれの好みによります。キッチンは他の場所のように、さっとリフォームして変えるというわけにはいきません。そのため、新築の場合は最初の段階からキッチンの形状を決めることが大事です。中古物件を買ってリフォームをしたい場合、キッチンは予算の面でも家全体に与える影響の面でもかなり大きなものがありますので、できるだけプラン作りの初めから検討することが大事です。特に料理をすることが多い人が、自分の仕事の仕方を考えてじっくりと決めるようにしましょう。
アメリカンハウスで使われることが多いキッチンタイプ
アイランドキッチンは、デザインでも機能面でも優れた部分が多いので、アメリカンハウスでは人気が高いタイプです。「島」のように独立したキッチンで、壁とはつながっていません。開放感があり高級なイメージがありますので、キッチンのいかにも作業するスペースといった感覚を払拭できます。また、カウンタースタイルですので家族や友人と対話しながら料理ができるというのもメリットです。圧迫感がないので、より広々とした雰囲気を作ることもでき、アメリカンハウスのオープンなイメージを強調できます。ただし、ちょっと他のタイプのキッチンに比べて価格が高めに設定されています。また、どの業者でも取り扱っているというわけではありませんので、事前に情報収集した方が安心です。
アメリカンハウスでは、セパレートタイプも人気があります。二つの部分に分かれていて、大概はガス台もしくはIHヒーターが壁に接していて、シンクはダイニング側に独立した形になっています。アイランドキッチンが一つの島にすべてがまとめられているのに対して、セパレートタイプは二つになっているのが特徴です。幅を取らないので、少し狭いスペースでも作れるのがメリットです。開放感があり機能性にも優れていますので、バランスの取れたタイプと言えるでしょう。ただし、セパレートタイプはあまり日本タイプの一般家屋では使われないので、設備の選択肢がそう多くありません。輸入キッチンがメインとなりますので、予算が高くつくこともあります。
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