お客さんをもてなせる場所が中心となるアメリカンハウス
住宅にはそれぞれの国や地域の文化、人々の意識というのが色濃く表れるものです。アメリカンハウスでは、日本家屋に比べて来客時に対応するという意識が強く見られます。いわゆるリビング部分が広く取られているため、たくさんのお客さんが来ても狭苦しい感じがなく、余裕で対応できます。リビングとダイニングが連続している間取りであっても、ゆったりとしたスペースを応接のために当てることができ、余裕を持って大きなソファを配置できます。一方で、寝室などはリビングから独立した作りとなっていて、プライバシーをしっかりと守ることができます。来客への対応はリビングで十分行え、自分たちの生活のスペースは独立して持つというメリハリの利いた作りをしているのが特徴なのです。
広々とした庭でのパーティーも可能
アメリカンハウスのもう一つの特徴は、広々とした庭を持っていることが多いという点です。もちろん、日本の場合は土地の状況にもよりますが、アメリカンハウスと言うからにはやはり大きな庭が欲しいところです。そして、住居から続くデッキが庭へとつながり、そこにも十分なスペースを持たせることができます。こうした野外スペースでも、お客さんをもてなせるのがうれしいところです。のんびりとガーデンチェアーでコーヒーを飲んだり、夏にはバーベキューをしたりすることができて、アメリカンハウスならではの楽しみが増えます。子どもたちを遊ばせるスペースとしても、こうした外の区画があるととても快適です。
このように、アメリカンハウスは外のスペースも大事にして全体を設計するのが特徴です。土地を選定して家を建てる時には、単にデザイン面でアメリカンスタイルをマネするのではなく、こうした住居の目的を意識するということも大事です。来客に適した家を作ることによって、意識も生活習慣も積極的に人を呼ぶようになり、生活をよりエンジョイするよう助けられるのです。
ガレージスペースを有効活用できる
アメリカンハウスの一つの特徴として、ガレージがとても広く作られているという点を挙げられます。もちろん、本来は車をそこに置き、いろいろな作業を同時に行えるようにするものです。しかし、この半分屋内、半分外というスペースを、来客対応のためにも使えます。天候が悪い時のバーベキューや、卓球などのちょっとしたレクリエーションをするための場所とすることができるからです。
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