オープン外構とは
最近、日本の住宅ではオープン外構という、外構フェンスがない家が人気となっています。こういったタイプの家はアメリカの住宅地ではよく見られます。ゆったりとした敷地に建てているので、外からの目をほとんど気にしなくていいからです。また、オープン外構にしている方が安全だと考えられているのです。日本の場合、それほど広い敷地ではありません。どちらかというと狭い方です。オープン外構は狭小地の方が向いているのです。もし、狭小地をコンクリートブロックなどの塀で囲ってしまうと、狭い土地がさらに狭くなってしまいます。また、狭小地は車の出し入れが大変になるケースが多いですが、オープン外構だとスムーズに車を出し入れすることができます。人気があるオープン外構ですが、そのメリットとデメリットについて知っておき、自身の家はどうするかを検討するようにしましょう。
オープン外構のメリット
オープン外構にすることで得られるメリットはいくつかあって、まず近所の人と交流しやすくなることが挙げられます。庭の手入れをしている時に通りかかった人とあいさつを交わしたりすることが容易になります。そしてガーデニングをする場合、近所の人に庭を披露できます。見てもらえることでガーデニングに励むことができるでしょう。また、長期に渡って留守にする時、隣の人に水やりも頼みやすくなります。オープン外構なので隣の人も自分のところのついでにできるので負担になりにくいです。ガーデニングなどをせずに駐車スペースにする場合、自由に確保できるもメリットです。そして何といっても外構工事代金が抑えられることが大きいです。
オープン外構のデメリット
オープン外構のデメリットもいくつかあります。隣人によってはずうずうしく敷地に入ってきたり、平気で私物を置いたりすることがあります。また、敷地の境界線にものすごくこだわる人はオープン外構には向きません。常に境界線が目につく状態ではありませんので、境界線があることを忘れて侵入されたり、境界線を越えた、越えていないともめることがあります。道路と隔たりがないので、第三者が通行したりごみをポイ捨てされたりすることもあります。どうしても目隠しがしたい場合は庭木や生垣を植えることを検討すると良いでしょう。アメリカンハウスのカタログを見ていると、広大な敷地にオープン外構の家があり、のびのびとしていいなと思うものですが、デメリットもあります。これはよく検討することをおすすめします。
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