サーファーの憧れのサーファーズハウスですが、サーファー以外の人にとってはどんなメリットがあるのでしょうか。

平屋のサーファーズハウスのメリット

サーファーズハウスというと、平屋の建物が多いというイメージがあります。一般的に平屋といえば、狭く日当たりが悪いため暗いというネガティブなイメージがありますが、周辺が海に囲まれた敷地の広いサーファーズハウスなら、そのような平屋のネガティブなイメージとは無縁です。逆に、窓を広く取ることができるため、採光に優れ、日当たりは一般的な住宅より良い傾向があります。また、通気性も良いため、窓を開けると家全体に風が入ります。自然の風を感じるのに最適です。
また、サーファーズハウスを平屋で建築すると、居住スペースがすべてワンフロアに収まるため、家族との距離が近くなるのも大きなメリットです。一般的な2階建ての住宅の場合、親は階下にいる一方、子どもは2階の子ども部屋に閉じこもってしまって、コミュニケーションが取りづらくなるというデメリットもありますが、平屋にすることでそのデメリットも解消されます。キッチンを対面式にするなど工夫すれば、常に会話の絶えないコミュニケーションの密な家族関係が保てるでしょう。

また、サーファーズハウスというと、若い夫婦と小さな子どもという世帯が多いですが、なかには親との3世代同居というケースもあるはずです。高齢の親と同居する場合、2階建ての住宅では高齢者の足腰に負担がかかります。バリアフリー化するにも多額の費用がかかるでしょう。その点、ワンフロアのサーファーズハウスなら、小さなお子さんでも足腰の弱い高齢者でも安全に行き来できます。また、階段がないということは、それだけ居住スペースを広く取れるということです。廊下を少なくして部屋同士を広くつなげることも難しくありません。

これというメリットに絞ってサーファーズハウスを建てよう

一方、平屋のサーファーズハウスを建てる場合、2階建ての住宅よりも費用がかかる傾向にあります。同じ部屋数にしようと思ったら平屋の方が、敷地面積が必要ですから、土地代の高い地域では理想をすべて叶えようと思うと簡単に予算をオーバーしてしまうことも多いです。もっとも、平屋の方が2階建てより常に費用がかかるというわけではありません。建築会社によって費用も異なりますので、「こんなメリットがあるからサーファーズハウスにしたい」と条件を絞り込んで相談することで、予算の範囲内でいろいろ工夫してくれるはずです。