サーファーズハウスは個性が強いのでどの住宅メーカーでもできるわけではない
サーファーズハウスを作る際には、住宅メーカーをしっかりと選ぶことが大事です。工法的にはそれほど複雑な家ではないため、どの工務店でもデザインさえ変えればできると思っている人もいますが、実際にはそう簡単ではありません。というのも、サーファーズハウスはそのスタイルやデザイン、家の間取りなどが日本の家の作りとはかなり違いますので、どの住宅メーカーでもすぐに対応できるというわけではないのです。もちろん、カリフォルニアスタイルなどに似せて家を作ることはできますが、細部までこだわるということは難しく、サーファーズハウスを好む人に完全に合わせることはなかなかできないものなのです。
たとえば、カバードポーチやガレージの作りなどは、日本とアメリカンのスタイルではかなり違います。そもそもこうした場所に充てるスペースの広さが違いますので、雰囲気が全く変わってきます。さらに、仕上げとなる塗装のカラーリングの考え方もだいぶ異なります。サーファーズハウスをよく理解している工務店に頼んだ方が安心ということになるのです。
住宅メーカーだけに頼らず自分でもしっかりリサーチすることが大事
サーファーズハウスは、少なくても日本においてはマイナーなスタイルとなるため、施工できるハウスメーカーも少ない状況です。その分、サーファーズハウスに力を入れていて、海外の住宅スタイルを熟知しているメーカーが多い傾向にあります。そのため、その会社にすべて任せっきりになってしまう施主も多くいます。もちろん、プロのアイディアやセンスに頼るというのは大事なことです。しかし、やはりサーファーズハウスは自分の好みをしっかりと出してこそ、より楽しめるものですので、きちんと自分の意見を伝えることが大事です。
そのためにも、ハウスメーカーだけに頼らず、自分でもいろいろとリサーチすることが大事です。実際のアメリカの家の写真をネットで調べたり、気に入ったビーチ沿いの家があったら、その特徴をしっかりと覚えておくことなどができます。また、完成したら家に置きたい装飾品や雑貨などを設計の段階で選んでおき、それを写真にまとめておくのも役立ちます。サーファーとしての趣味を本格的に持っているのであれば、サーフボードをどのように置きたいかなども決めておき、それを話し合って間取りの中に含めるというのも忘れずに行いましょう。
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