サーファーズハウスを作る際には空調システムをしっかり検討

サーファーズハウスは、アメリカ、特に西海岸の住宅のスタイルを取り入れています。もちろん、そのデザインや全体的な構造は日本でも合うのですが、空調についての考え方や設備は、そのままでは日本では生活に不便さを感じることがあります。地域によっても異なりますが、やはり日本は冬の寒さが随分厳しいですし、夏もより蒸し暑くなります。そのため、空調設備に関しては、しっかりと設計段階から検討を重ねて、できるだけ快適に一年を過ごせるようにしたいものです。

温度管理のしやすい空調設備を導入する

サーファーズハウスでは、特に冬の寒さ対策はしっかりとしましょう。温度管理がしやすいように、まず家の構造をハウスメーカー選びの段階で考えることは大事です。住宅メーカーごとに得意とする断熱方法を持っていて、気密性の高さや空気の循環システムによって温度管理をする工法などを売りにしているメーカーがあります。それぞれの売りの工法をチェックして、より快適に過ごせそうなところを見つけるようにしましょう。

こうした断熱性に加えて、暖房方法を検討することも大事です。エアコンだけでいいのか、石油ストーブを入れた方がいいのかという点です。より自然スタイルの強いサーファーズハウスとしたいのであれば、薪ストーブを入れるという方法もあります。この場合は、薪ストーブの種類や配管の作り、定常的に薪を手に入れる方法などを事前に考えておく必要があります。

夏の暑さに耐えられる空調設備を考える

夏はサーファーにとって一番うれしいシーズンですが、同時に体調管理をしっかりとしないといけない時でもあります。最近の日本は非常に蒸し暑く、油断するとすぐに熱中症の危険があります。特に小さい子どもがいる家庭では、家の中でも夏の暑さをコントロールできるように空調設備を整える必要があります。

そのためには、エアコンを適切な位置に付けることや、リビングファンを設置して空気の流れをきちんと作るなどの工夫が必要となります。サーファーズハウスは全体的に、リビングなどの間取りが広めにとられていますので、エアコンで家の中を冷やすというのも大変なことがあります。エアコンの大きさや能力、台数もあらかじめ検討しておき、夏になって苦しむということがないようにしたいものです。エアコンは電力を食いますし、配管が必要となるため、きちんと設計段階から検討しておかないと後で苦労することになります。