自由度の高さが最大の特徴と言ってもよいサーファーズハウスですが、床材にはフローリングを選びたいという方が多いのではないでしょうか。ただ、フローリングにも種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。サーファーズハウスにおいて、床をフローリングにする際に注意すべきことには何があるでしょうか。

サーファーズハウスに複層フローリングを選ぶ場合

フローリングは、大きく分けると複層フローリングと無垢フローリングの2種類があります。複層フローリングは現在の住宅の主流であり、一般的な建売住宅のフローリングはほぼこれでしょう。合板の上に木材などを化粧板として貼り付けたものです。最近では無垢材風の複層フローリングも出てきており、サーファーズハウスにもぴったりの風合いを感じさせるものも選べます。経済的でコストパフォーマンスに優れていることも特徴で、床板の反り、膨張や収縮などが起こりにくく、メンテナンスも比較的簡単です。ただし、経年劣化しますし、傷やヘコミができたら修復が難しいというデメリットもあります。

サーファーズハウスに無垢フローリングを選ぶ場合

もうひとつの無垢フローリングとは、その名の通り、一つの木材を、加工を加えず自然のまま利用したフローリングのことです。木の断面がフローリングの床となるため、木目が楽しめるというメリットがあります。熱伝導率の低い木材をそのまま使用するため、裸足で歩くと木の温もりや優しさも感じられるでしょう。冬場でもそれほど冷たく感じないのもメリットです。それに、傷やへこみができても、複層フローリングと違って修復がある程度可能なこともうれしいポイントとして挙げられます。自然との調和を目指すサーファーズハウスにはおすすめのフローリング材でしょう。

天然の木材であるため膨張や伸縮、反りなどが起こりやすいというデメリットもありますが、木材のそのような特性を理解して工事してくれる業者に依頼すれば、デメリットを最小限に抑えられるはずです。

ただし、無垢フローリングは複層フローリングと比べて費用がかかります。理想のサーファーズハウスを作るにはぴったりの床材ではありますが、すべて思い通りにしようと思うと予算オーバーしてしまいがちなことにも注意しなければなりません。また、無垢材は水に弱いです。サーファーズハウスだからといって、濡れたまま家の中に入るとすぐに腐食してしまう恐れがあります。予算や希望と相談しながらベストな床材を決めてください。