サーファーズハウスを建てる際の第一条件として、土間収納を考えている方は少なくないでしょう。サーフボードやウェットスーツなどを収納できますし、玄関が広く使えるという利点もあります。実は、土間収納はサーフィンをしない人たちの間でも希望する人が増えてきており、サーファーズハウス以外にはほとんど見られなかった一般の住宅展示場でも、最近は提案されることが増えてきました。ただし、土間収納には魅力だけでなく、注意点もいくつかあります。

サーファーズハウスに見られる土間収納とは

土間収納とは、簡単にいうと靴を脱がずに玄関で物が収納できる場所のことです。サーファーズハウスではサーフボードやウェットスーツなどサーフィン用具を収納するために用いられることが多いですが、一般的にはシューズインクロークなどと呼ばれ、靴の収納などに用いられています。ですので、サーフィン用具以外にも、大型のキャンプ道具やベビーカー、ゴルフバッグのようなスポーツ用品の収納に便利です。一般的な玄関では玄関に靴があふれてしまいがちですが、土間収納だといつも玄関がすっきりして整理整頓された状態を保てます。
土間収納があると、サーフィン用具やレインコートなどの濡れたものを家の中に持って入らなくても済むという利点のほか、バイクや自転車を屋内に保管できるという安全性の面でも便利です。また、物置の場合、家の外にあるため物を出し入れするのにも近所の目を気にしてしまいがちですが、土間収納は完全に屋内なので服装を気にする必要がなく、天候にも左右されません。土間収納を広く取れば多くの物を収納できるため、家の中がすっきりするというメリットもあります。小さなお子さんのいるご家庭なら、遊び道具をしまっておくのにも便利な場所です。

サーファーズハウスの土間収納の注意点

このように何かと便利な土間収納ですが、サーフボードやウエットスーツなどの濡れたものを収納する際は湿気に注意する必要があります。海水や砂が付着したままだと建材の劣化が進みやすいため、収納する前にしっかり汚れを落として乾燥させなければなりません。また、土間収納の付近にも窓や通気口を確保して、換気しやすいようにしておきましょう。

また、土間収納を作るには玄関にある程度の面積が必要です。「サーファーズハウスには土間収納が絶対だから」と狭いスペースに無理に作ると、他の部屋にも影響が出てしまうことがあります。間取りを考える際は日常の使い勝手をよく考えて決めましょう。