発想の転換で使い勝手が良くなるスキップフロア
狭小住宅をガレージハウスにする際には、車の出入りができる平坦なスペースを確保しなければいけません。その上で、ガレージハウスの2階や3階の部分に居住空間を設計していくわけですが、狭小住宅という面積が狭い所に居住空間を作る際には、場合によってはガレージハウスでも1.5階というようなスキップフロアを工務店や設計事務所からすすめられることがあるかもしれません。
スキップフロアのガレージハウスは、居住空間における階段が増えるというデメリットがあるものの、階段の下の部分を収納スペースとして使うことができるというメリットもあります。そのため、設計次第ではスキップフロアにすることで居住空間をさらに快適ですっきりとまとめることができるわけです。
スキップフロアを使ったガレージハウスのメリットとは
スキップフロアとガレージハウスの組み合わせは、狭小住宅などでは人気が高いスタイルとなっています。そのメリットは複数ありますが、やはり月極の駐車場を借りる必要がないというコスト面でのメリットは大きいでしょう。また、雨や雪に濡れることなく自動車に行けるので、天候が悪い時でも車の乗り降りがしやすいですし、買い物から帰って来た時の荷物の積み下ろしがしやすいというメリットもあります。さらに、シャッターをつけることによって防犯対策にもなりますし、車やバイクが汚れにくくなるので、頻繁に洗車をする必要もなくなるでしょう。
気を付けたいスキップフロアのデメリット
スキップフロアとガレージハウスを組み合わせる場合には、ガレージ部分の天井の高さに注意しなければいけません。ガレージハウスの間取りによってどのぐらい階段部分がガレージの天井に影響するのかは異なるものの、天井の高さが低くなっている場合があると、SUVやミニバン車など車高が高めの車を駐車できない事態が起こりかねません。もしもSUVやミニバンが好きだという人や、購入を予定しているという場合には、新築の設計の段階で、そうした点もはっきりした上で実際の施工に取り掛かることが必要です。
スキップフロアのガレージハウスは、最初にどんな設計をするかによって使い勝手が良くなります。スキップフロアの向きを横向きにして仕切りとして使うとか、遮音効果を高めるなど、工夫次第でたくさんのメリットを得ることができるでしょう。そのためには、ガレージハウスにおけるスキップフロアの設計や施工を数多く手がけた業者にお願いすることをおすすめします。
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