ガレージハウスを建てる場合、土地探しから始めるケースも多いです。新築住宅のための土地の候補はいろいろ存在しますが、ガレージハウスを建てるなら、あえて狭小地を選ぶという選択肢もあります。

ガレージハウスを建てるなら狭小地が向いている

一般的に、狭小地は家を建てる場合、敬遠されることが多いです。土地が限られるため、建てられる家の大きさも制限されてしまうので、それほど利便性が高いとは言えません。
ですが、ガレージハウスの新築と狭小地は相性が良いので、あえて狭小地を選ぶのも有効です。
狭小地は土地が小さいので、3階建てになるケースが多いです。そのため、1階部分をガレージにして居住部分を2階や3階に持ってくることが可能になります。
また、住宅とガレージを一体化させたビルトインガレージは、通常、贅沢な趣味として家族の同意を得られにくい部分があります。ですが、狭小地の住宅なら、スペースの関係上、ビルトインガレージが自然と候補に入るため、家族がいる場合、説得しやすいという利点もあります。
狭小地は安く購入しやすいという利点もありますので、ガレージハウスを建てたいなら、あえて選ぶのも悪くありません。

狭小地のガレージハウスにおける注意点

狭小地とガレージハウスは相性が良いですが、いくつか注意すべき部分もあります。
狭小地は不便なところにあるケースも多いため、車の出し入れがしにくいケースがあります。なので、問題なく愛車を出し入れすることができそうかどうか、その点は事前にしっかりと検討する必要があります。また、ガレージを作れるだけの十分なスペースがあるかも、考えておくべきでしょう。
また、狭小地は土地が狭いということですので、3階建てになったとしても、居住スペースがある程度限定されます。少人数で住むには問題ありませんが、家族が増えた場合、手狭になる可能性もあるので、その点も考慮に入れておくべきです。
他にも、ガレージハウスが持つ欠点として、地震に弱いという点が挙げられます。構造上、1階部分の駐車スペースが地震に弱くなりやすく、この点はガレージハウスが持つ宿命なのがツライところです。
自宅の土地が大きくなるほど、新築費用が高くなり、固定資産税もたくさん払うことになります。狭小地を選択すれば、費用を抑えつつ、ガレージハウスを持ちやすいという利点はありますので、いくつかの注意点を抑えつつ、選択肢のひとつとして考えておく価値はあると言えるでしょう。