アメリカンハウスの平屋とは
日本では、住宅の広さや間取りを4LDKなどのように表記するのが一般的です。しかし、欧米では3ベッドルーム・1バスルームといったように表記するのが一般的です。このことからも分かるように、重要視されているのは個室数になり、バスルームなどは二の次といったような印象があります。
日本の住宅の場合、二世帯住宅や2階建ての住宅にはそれぞれにサニタリーが配置されていることが多くあります。しかし、寝室専用のサニタリーが存在していることは少なく、そういった考えも普及していません。ですが、欧米では平屋の場合でも共用のサニタリーと、寝室などの専用サニタリーが存在しているのが一般的です。
また、日本ではリビングとダイニングがひと続きになっていて、ワンルーム化している住宅がほとんどですが、ダイニングとリビングはキッチンを挟んで分けているのも特徴です。
アメリカンハウスの平屋の間取り
マスターベッドルームには専用のバスルームや広めの洗面や独立したトイレを設置していることも少なくありません。しかし、共用のバスルームには浴室とトイレが併存している仕様であることも多く、来客がトイレを利用する際は共用のバスルームを使用することになります。これらのことから、家の持ち主である主人夫婦の住環境が優遇された造りであることが伺えます。他にも、個室それぞれにサニタリールームを設置し、個人の利便性を尊重した造りにすることもあります。
しかし、これらの仕様は日本人には馴染みがなく、むしろ使い勝手が悪くなったり、水回りを多く用意することから部屋が狭くなったり、費用がかさむこともあります。全て欧米スタイルを真似するのではなく、ご自身のライフスタイルに合わせて導線と間取りを考えることが重要です。
平屋では収納が不安という方は、小屋裏を設けて収納スペースを確保する方法も人気です。また、小屋裏を吹き抜けのような造りにすると開放感もあり、天井の空間も広がるので平屋でものびのびとした空間づくりが可能となります。
敷地に余裕があるなら平屋も視野に
アメリカのごく普通のお家が理想なら、玄関を開けると最初にリビングが広がるようなアメリカ流の平屋住宅がおすすめです。平屋住宅は家の機能を全て1階に集結させる必要があるため、広い敷地を持っている人にしか実現できない贅沢さもあります。もともと、アメリカンハウスは平屋の造りであることが多く、導線もシンプルなので柱などに邪魔されることなく、子供も走り回れるような大空間が魅力です。
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