アメリカンな住宅の間取り
日本では住宅の形態や広さを3LDKや3DKといった表し方をしますが、欧米では2バスルーム、3ベッドルームというような表し方をします。日本で重要視しているのはリビングやダイニング、キッチンと個室の数で、バスルームのことはあまり重視していません。アメリカンな住宅では、バスルームなどのサニタリーをとても重要としていて、平屋でも共用のサニタリーと専用のサニタリーを持つのが普通です。アメリカの住宅では、各部屋にサニタリーを設けているところや、マスターベッドルーム専用のサニタリー、来客用のサニタリーときちんと分けているところがあります。こういったことから、3バスルーム、3ベッドルームであったり、2バスルーム、3ベッドルームというような間取りの家がほとんどなのです。
日本で建てるアメリカンハウスの間取り
日本では輸入住宅会社がアメリカンハウスを建築します。ある会社が提供したアメリカンハウスの間取りは、1LDK+小屋裏部屋付きとなっています。各部屋にサニタリーを設けることはありませんが、ダイニングとリビングをキッチンと挟んで振り分けているところは、アメリカンな要素を取り入れているのではと考えられます。日本の家だと、ダイニングとリビングは一部屋になっているところがほとんどなので、振り分けたところはアメリカの住宅を意識しているのでしょう。
使い勝手が良い間取りがおすすめ
アメリカンハウスが良いと言っても、完全にアメリカのスタイルにしてしまうのに抵抗がある人もいるでしょう。インテリア、エクステリアはアメリカンで統一したいが、間取りについては日本風にして欲しいという人もいます。やはり使い勝手が良い、慣れている形の方が住みやすいですから、それはハウスメーカーとよく話し合って決めていく必要があります。日本の輸入住宅会社は、アメリカならアメリカの建材などを輸入して建築してくれますが、間取りについては日本のような形にして欲しいという希望があればそのように設計してくれますし、アメリカと同じような形態にして欲しいというのであれば、その希望に添って設計、施工してくれるでしょう。工事内容によって費用も変わってきますので、どれくらいの費用がかかるのか、予算内に収められるのかをよく検討して決める必要があります。少しでも理想に近い家に住めるよう、慎重に検討するようにしましょう。何度もやり直しはできないものですから、時間をかけて決めるようにしましょう。
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