機能性のある住まいづくりを

素材や空間、デザイン性などにこだわったアメリカンハウスは、まさにオリジナリティーを追求した居住スペースです。しかしどんなにデザイン性の優れたアメリカンハウスであっても、実際に居住するにあたっては、やはり機能性も求められます。そこでガレージハウスとサーファーズハウスの特徴を踏まえ、アメリカンハウスにおける機能性について考えていきましょう。

第二の作業スペース

車やバイクなどの愛車を丁寧に保管したいという人にとって、ガレージハウスは理にかなった住居です。通常の一軒家では、車庫や庭においてカーポートを設置するのが一般的です。しかしカーポートを設置しただけでは、どうしても雨や風にさらされてしまいます。車両全体すっぽり覆ってしまうガレージハウスは、強い日差しや暴風、雪などから愛車をしっかりガードしてくれます。車だけでなく、工具などのDIY関連の道具も一緒に保管できるため、雨ざらしを避けることができます。またガレージハウスは、動線を意識することによって、機能的な室内外の移動を可能にします。ガレージと勝手口などを隣接させることで、天候を気にせず、駐車後トランクから買い物で購入した荷物をスムーズになります。非常や災害時に備えた時の食料貯蔵も、ガレージを利用することで対応できます。ガレージハウスは、アウトドアレジャーを活発的に行う人にとって、自分だけの作業スペースとしての機能が期待できるでしょう。

いつでもレジャーが楽しめる場に

海やマリンスポーツを好む人にとって、海外のビーチハウスを彷彿とさせるサーファーズハウスは憧れかもしれません。サーファーズハウスのメリットは、広々とした開放感です。広く大きな窓は高い採光性に優れ、部屋全体を明るくしてくれます。風通しも良いため、いつでも新鮮な空気を室内に取り入れることもできます。またサーファーズハウスは、広々としたウッドデッキを活動の場として利用することができます。天気のいい日は椅子や机を置き、ゆったりとした時間を過ごせるのもサーファーズハウスならではの楽しみ方です。さらにウッドデッキを覆うカバードポーチを設置することで、デッキを活用する幅が広がります。カバードポーチにより、強い日差しや雨をよけることができるので、多少の雨であっても室内でバーベキューやホームパーティーが楽します。ほかにもカバードポーチは、開放的なサーファーズルームにおいては目隠しの役目を果たし、プライバシーを確保します。外観における見栄えはもちろんのこと、機能性を意識することも、こだわりのアメリカンハウスを実現する上で大切なことかもしれません。