アメリカンハウスの中にも異なるタイプがある

日本ではアメリカンハウスとひとくくりにしていますが、実際にはいくつものタイプがあります。それも当然で、アメリカの国土は広いので、それぞれの地域や生活スタイルによって、住居の構造やデザインが異なります。伝統的なデザインを踏襲しているものもあれば、現代的なスタイルを強調しているものもあります。そのため、同じアメリカンハウスでもかなり見た目には違う住居となります。一口にアメリカンスタイルと言っても、かなり異なるタイプの住居となりますので、自分たちの好みやニーズに合うものを比較することが大事です。どのポイントを重視するかどうかによって選択するものが変わってきますので、まずは自分たちが求めるスタイルを決めることが大事です。

クラシックなデザインを選ぶか現代的なスタイルにするか

いくつかの異なるタイプがありますが、特に歴史を感じさせる伝統的なデザインのものとするか、現代風の住居にするかによって絞り込みができます。伝統を感じさせる住居としては、ジョージアンスタイルが有名です。レンガや石積みによって作られた家で、貴族の館というイメージを持つほどのゴージャスなものです。クラシック感が強く、左右対称のエクステリアを施しているのが特徴です。インテリアは白壁に濃いめの色合いのウッドを特色としていて、落ち着いた雰囲気が支配しています。暖炉を持っていて、家族団らんや友人との時間を楽しめるのが魅力です。

また、チューダースタイルも伝統的なスタイルです。白い壁と濃いめのウッドによるティンバーの組み合わせが印象的です。開拓移民の時代から続くスタイルで、ヨーロッパにも通じるデザインの雰囲気があります。インテリアもアンティーク感が強い傾向にあり、暖炉を持つリビングなども特徴です。

一方で現代風のアメリカンハウスとしては、カリフォルニアスタイルが有名です。ウッドの横貼りで、白とブルー系のカラーを基調としていてさわやかなイメージが際立ちます。インテリアもホワイトや薄めのウッド調が多く、アンティーク感はあるものの、やはりさわやかなイメージが強調されます。日本でも人気があり、特に海岸沿いに建てられるアメリカンハウスに多い造りです。

ガレージスタイルは、ガレージを広く取っているのが特徴です。機能性にこだわる人や、趣味の世界に没頭したい人からの支持が高い傾向にあります。設備面などでも、最新の器具を入れることも多く、快適な生活を送れるのが魅力です。