オリジナリティーのある家にしたいというコンセプトから、ガレージハウスを選択する人は少なくありません。メリットも多いデザインなので、私も預金残高とにらめっこしながら目下検討中です。では、ガレージハウスをチョイスすることで生じ得るデメリットはあるのでしょうか。ぜひ覚えておきたい3つの点を取り上げましょう。
ガレージハウスはデザインが難しい
1つ目のデメリットは「間取りとデザインが難しい」という点です。ガレージハウスは1階部分に大きめの車庫スペースを確保する必要があるため、必然的に間取りに関して制限がかかります。1階部分に居住スペースを確保することはかなり難しいです。ですから、私のように子どもを持つ人、あるいは年配の親と暮らしている人は、主な生活空間となる2階部分の間取りに関してよく話し合い、間取りを慎重に決める必要があるでしょう。
広々として見通しの良いガレージはカッコいいので憧れます。ただし、駐車スペースに柱を設置するのが構造上難しくなります。そうなると、建物の強度を維持するため、2階部分のデザインや間取りの選択肢が限られる、ということも念頭に置いておきましょう。
騒音と排ガスの対策をしっかり講じておこう
ガレージハウスが持つ2つ目のデメリットとしては「エンジン音が室内に響く」という点が挙げられます。私のようにメンテナンスが趣味の人は、エンジンの始動音が気になることはないでしょう。とはいえ、家族にとってはただの騒音に過ぎません。ですから、ガレージハウス内にきちんと防音対策をすることが肝要です。また、車の排ガスが室内に流れ込まないよう配慮することも求められます。その場合、大型サイズの換気扇を設置したり、ガレージハウスから室内へ繋がるドアを2段階にしたりするなどの対策を講じましょう。
ガレージハウスは費用が割高になりやすい
3つ目のデメリットは「コストがかさみやすい」という点です。いつかガレージハウスを建てたいと考えている私には特に悩ましいポイントです。ガレージハウスは入口が非常に大きくなり、柱の本数も少なくなります。そのため、適切な耐震強度を維持するためには、丈夫な鉄骨を数多く使用する必要があり、費用は割高になります。防音材や換気扇、排ガスに強い塗料などを使用するとさらに追加コストが発生するでしょう。ですから、着工してからのマネートラブルを避けるためにも、見積もりの段階でガレージハウス建設の予算に無理が無いかをきちんと見極める必要があります。(2019年現在)
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